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ビジネス書「極上三言」
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転職できる能力
最強のキャリア戦略 (BBTビジネス・セレクト)最強のキャリア戦略 (BBTビジネス・セレクト)
(2007/04)
高橋 俊介川上 真史

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●自分の仕事に自らどのような意義を見つけていくかということは、仕事を続けていく上で非常に大切なことです。
●学習するチーム(組織)は、異質の人々が集まらないとあり得ないと思ってください。
●主体性は重要なことですが、計画的であることは「柔軟性がない」ということにもつながります。



人事の専門家(?)三人が、質問に答える形でキャリア形成について語るという構成の本。評価制度について、人材育成について、いろんな観点からの物の見方が学べるし、特に最後の「子育てについて」の箇所は面白かったな。共感することしきりで。

ただちょっと残念だったのは、本書の言う「キャリア」はほとんどの部分、ひとつの会社内におけるキャリアだったってこと。起業したり、いろんな会社に勤めたり、ときには仕事を休んで勉強したりといういろんな人生を想定した「キャリア」について述べられていることを期待してたんだよね。「最強」と銘打っていたもんで。

てのが、僕が今いちばん身に付けたい能力、それはちょっと抽象的だけど「転職できる能力」だからだ。今の会社に数年所属している僕は、それなりの専門性も幅の広さも獲得しているつもり。だからそれなりに使い勝手のいい社員のはずだし、重宝されているとも感じている。会社では濃密な時間が流れ、とりあえずは「充実感」のようなものを味わえている。たぶん、幸せな部類のはずなんだよね。毎日延々と続くルーティン・ワークにうんざりしながらも、生活を考えるとやっぱり会社はやめられないって人が結構な数いることを鑑みると。

でも・・・。でも、僕はときどき立ち止まる。僕の「市場価値」ってどれくらいなんだろうって。一歩外に出たとき、僕の「専門性」なんてそんなに通用しない。試されるのは汎用性。どんな新しい分野であっても、何をすべきか把握し、実際にそれを遂行することのできる能力。それこそが僕の思い描く「転職できる能力」だ。

そのために常に意識していることは

・今の仕事はどうなったらゴール(成功)なのか、明確な完成イメージを持つ
・そこに至るまでに必要なステップを、あらん限り詳細に書き出す

の2点。ステップはエクセルで数十段の表になって、各ステップ遂行の度に「済み」と打ち込んでいく。ゴールに近づいていく道程が目に見えるのは、モチベーション維持にも便利だしね。

てな具合に、どんな種類の仕事でもきっちりこなせる力を念頭に置きつつ、僕は日々過ごすことにしている。そうやって「自分の市場価値」を時折にでも想像してみることは、たとえ結果的にひとつの会社を勤め上げることになっても決して無駄なことではないんじゃないかな。そんなふうに僕は思っているのだ。

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手段と目的
じゃんけんはパーを出せ!~ビジネス解決力が身につく「ゲーム理論」~じゃんけんはパーを出せ!~ビジネス解決力が身につく「ゲーム理論」~
(2008/10/06)
若菜 力人

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●『ゲーム理論』というのは、あたえられた情況の中で、どんな戦略をとるのが有利なのか不利なのかといった問題を体系的に分析し、結果を予測する「戦略思考」のツールです。
●戦略思考の大事なポイントは、ゲームの構造が自分にとって圧倒的に不利な状況になっていたら、なんとかして「そのゲームのルールを変えることを考えよ!」ということです。
●ハイリターンを実現するために必要なハイリスクの実態についてきちんと納得してから、それでも投資をするんだと腹をかためましょう。



僕はじゃんけんはグーが最強だと思っている。なぜなら、グーが最もパワーを込めやすい手だからだ。ここぞというときにはこぶしをあらんかぎりの力で握りしめ、最大の気合をもってグーを突き出す。全力を尽くして最強のグーで勝負。これで万が一負けたのであればあきらめもつくってもの。そ、それを「パーを出せ」だと?あんな軟弱な手を堂々とタイトルで勧めるとはなんて太い本だ!と義憤に駆られて購入した本。

本書の内容は「ゲーム理論」を具体的な事例を挙げて説明したもの。じゃんけんもこの事例の一つで、なんかどっかの大学の先生の調査によれば、グーを出す人の割合が若干高いんだって。で、あいこになった次は今出している手に負ける手を出しやすい。だからまずパーを出して、あいこならもう一回パーを出すのが王道の戦略ってわけ。なるほど。う〜ん、事実を元にパーの正統性を説かれてしまうと、一度振り上げたこぶしをどこに収めるか迷ってしまうなあ。

もちろん「ゲーム理論」だから、これで終わり、ではなく、相手がこのじゃんけんの「法則」を知っている場合にどう想定してどう動くか、なんてことが書かれている。このじゃんけん以外にも挙げられている事例が面白くて、ゲーム理論の入門書としては優れているんじゃないかな。「うん?ちょっとわかりにくいなあ」といった箇所が皆無ってのはすごい。

本書で強調されているのは、「ルールは変えられる」ということ。そう、僕たちはともすれば、ルールを所与のものとしてみなしてしまいがちだよね。憲法9条みたいに、まるで神聖にして侵すべからざるもののように扱ってしまうことだってある。だけど基本的に、世の中のルールはその構成員である僕たちみんなが作り出しているものであるはず。ルールとは「物事を円滑に進めるため」に存在する手段であって、現実的には不都合だけどルールを遵守する、なんてのは手段を目的化する転倒した行為なのだ。

だから「ほんとはこうしたいんだけど、それはルール違反だから無理だなあ」なんてのはナンセンス。だったらルールを変えてしまえばいい。「何のためにこのルールは存在するの?」って問いかけの重要性は、いくら強調してもし足りないくらいだと僕は思っている。それは「じゃんけんはグーが最強」よりもちょっとだけ信憑性のある信念なんじゃないかな。

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早起きで悩む
始業前に「昨日の仕事」をすます人が成功する始業前に「昨日の仕事」をすます人が成功する
(2004/08/31)
高井 伸夫

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●「仕事をつくる人」なのか、「仕事に追われる人」なのか、この差がやがて、成功する人と、沈んでいってしまう人を分けていくのだと思います。
●考えて考えて……行動しない、というのが私たちがついやってしまうことです。
●短時間で互いを知り、打ち解けた雰囲気をつくるには、食事をしながらがいちばん効率のいいやり方なのです。



早起きがつらい季節になってきました。

ここ何年か、僕は朝6時に起きるという生活を続けていたのだけど、だんだんと自分に合わなくなってマイナー・チェンジを繰り返している。その「最新版」は、4月から10月までは朝6時におきて、11月から3月までは6時半に起きるというもの。

僕がいちばん気をつけているのが「体がもっとも良い状態の時に目を覚ます」というもの。そういったことを踏まえてよく考えたら「時間(時刻)」なんて人間が勝手に機械的に区切ったもんだし、1年間、まるっと一律何時に起きる、なんて決めるのはナンセンスなような気がしてきたんだよね。というわけで現在の形。1年を2回に分けて、寒い時期は少し遅めに起きる。

いや、とまあ偉そうなことを書いていて、もちろん上記の理由がもっとも大きな理由ではあるのものの、「寒い時期に6時起きはつらい」という情けない理由があることも事実。毎日の習慣になったら簡単に起きられるから大丈夫だ!とどの本にも書いてるけど、ほんとか〜?僕なんか数年続けてても一向に楽にならんぞ!ひょっとすると僕は世間一般と比べて、かなり精神力が脆弱なのであろうか?

話は戻って、書きながらまた考える。体にとっていちばんいいのは日の出とともに目を覚ますことなんじゃないか、と。それも、目覚ましでジリジリ起こされるのは気分的にもよろしくない。願わくは朝日の光を顔に浴びて、そのまぶしさで目が覚めること。そうすると毎日起きる時間を変えた方がいいのかなあ。前年の日の出の時間を調べて、その時間に目覚ましをセットするとか。でもそれって「規則正しい生活」と言えるのだろうか?当初の目的である「体がもっともよい状態」になるときって、きっと「規則正しい生活」のときなんだと思うから悩ましいところ。

1年を3ヶ月ごとに区切って、それぞれの起床時間を決めるのがいいのかもしれないなあ。と、悩んでいるうちに今日も夜が更けていくのであった。あ、そうそう、忘れてた。本書は早起きの効能を中心に、効率的な仕事の工夫や心構えを紹介したものです。

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空気の研究
空気が読める人の話し方読めない人の話し方 (WAC BUNKO 72)空気が読める人の話し方読めない人の話し方 (WAC BUNKO 72)
(2007/10)
八坂 裕子

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●謝罪する理由があるのに謝らないのは、品位のないことだ。
●聞く耳を持たない話し方の大人は、実は聞くことへの恐怖心が強いのだと思う。
●精神的自立をめざすには、”甘える”という感情を体験し、相手の存在に敬意を表すること。



下ネタはダメとか、しつこくからんじゃダメとか、そのダメさ加減を具体的なシチュエーションで提示したあと、もしあなたにそういう(下ネタ好きとか)傾向があるならこうしましょう、もしあなたがこういう人と対峙したならこうしましょうってなことを連ねた本。その文体はいかにも「自己啓発書」って感じで、好き嫌いがわかれるかもしれないな。

例えば口が軽い人には秘密を打ち明けないようにしましょう、なんてお説ごもっとも、でもその実効性はどうなんだろう?と疑念を抱くところもちらほら。疑念ついでに、広い視野を持つことを謳っておきながら、地球温暖化防止へののめり込みかたにも閉口ぎみ。ゴアの『不都合な真実』なんて異様に称揚しちゃっているけれど、あの本の内容って客観的に見ておかしなところ満載で、本自体が「不都合な真実」にまみれてたりするんだよね。広い視野を言うなら、せめて『環境危機をあおってはいけない』くらいは併読しておくべきだと思うな。

と、なんか文句たらたらだな。いえね、タイトルだけ見て、「空気」について考察している本だと思って手に取っちゃったわけで。実際目を通してみれば「KY」なんてのが流行ったその便乗タイトルでしかなく、がっかりしちゃったってのがあってね。そう、「空気」ってのが僕の関心事の一つなのだ。

山本七平(という昔の評論家)が「空気」と呼んだ概念は、今やすっかり日常語に。空気が読めないやつはとかく扱いづらい。そんな空気が支配する風潮って、批判的に語られることが多いんだよね。自分の意見を言わずに、空気を読んで無難な意見を吐くことが是とされるのっておかしくないか?会議でほとんど決まりかけている案件に、それでも「これは良くない」と異議を唱える行為が「空気を読んでいない」と批判されるのっておかしくないか?などなど。

その通り。その通りなんだけど、それとは別の次元で「空気を読む」能力ってコミュニケーションには不可欠だと僕は思うのだ。空気を読めるってことはいわば「非言語的コミュニケーション能力」に優れているということだから。

ああ、まだ空気については語ることがあるのに、ここまででこんなに長い文章になってしまった。あんまり長い文章もアレなので、空気の続編はまた別の機会に。こうやって読者を気づかう僕は結構空気が読めてるでしょ?!

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読書習慣公開
READING HACKS!―読書ハック! 超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣READING HACKS!―読書ハック! 超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣
(2008/10)
原尻 淳一

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●本のテーマをたどる旅をして、リアルと本の内容を交錯させるというのも、「本にのめりこむ技術」としては大変面白く、かつ有効な方法と思います。
●読書の検索技術を高めていくこと。選択の打率をあげていくには、ウェブの進化を徹底的に利用する。
●アウトプット型読書を前提におく場合、やはり出口となる「憧れの文体」を持っておくといいでしょう。



読書について書いてある本ってのはなんか気になって手にとっちゃう。だいたいみんなおんなじこと書いてるのは読む前からわかっているのだけれど。

本書もまあ、基本的には類書と際立って違うところがあるわけではない。「座右の書」に出会うことの重要さとか、多読の必要性とか、お勧めブックリストとか。とは言え、さすがは「ハック・シリーズ」。ちょっとした新しさもあって、本を読む前に著者の情報を集めておけば違った読み方ができるなんて話は響く人には響くだろうし(僕は絶対やらないだろうな)、ウェブを最大限活用しようとする姿勢が強調されているところなんかはさすが。このシリーズって、ITに関する新しい知識を得られるから好きなんだよね。

あとは「読む環境」にまで言及しているのが共感の持てるところかな。書斎で集中して読みましょうという、これだけ聞くと「なんじゃそりゃ」という極めてまっとうすぎる意見なのだけど、著者本人が試行錯誤したプロセスを紹介しながらなので結構な納得度だ。

今回は本書に倣って、僕の読書法(というか、読書習慣)の一部をご紹介。

●いちばんの読書タイムは朝。6時半くらいからが多い。

●長時間集中するには、絶対に座椅子がいい。脚のある椅子ってなんか苦手なんだよね。いっぱいに足を伸ばして座椅子に座るスタイルが最高だと思うな。だから座椅子への投資を惜しんではいけない。ちょうどいいかたさであることはもちろん、かなり大き目の座椅子にすることがポイント。

●BGMはクラシックでボリュームは小さめに。歌詞のある歌は聞き入っちゃって集中力がとぎれるんだよね。グリークの「朝」なんかちょっと気分が盛り上がっていいよ。ワーグナーの「ワルキューレの騎行」は盛り上がりすぎちゃってお勧めできない。ま、人それぞれなんだろうけど。

●本の表紙に、大き目の付箋(7.5cm×7.5cm)を2枚ぺたっと貼る。で、シャーペンを近くに置きつつ読書スタート。なんか思いついたことがあれば、その付箋に小さい字でガンガン書きこむ。

●大き目の付箋の他に、普通(?)の付箋(1.5cm×5cm)を10枚用意しておく。心に刺さるフレーズがあればそこにその付箋を貼る。10枚ってのが大事なんだよね。いい本だと20枚でも30枚でも貼りたくなっちゃうけど、そこはぐっと我慢して10枚(つまり、10箇所)に絞る。だって、多すぎると結局一つも吸収できないなんてことになりかねないから。

●読み終わったら、付箋を貼った箇所だけをもう一度読み返す。

と、まあこんな感じで毎日読書してます。自分の中ではいまだ「完成形」ではなく、まだまだ模索している段階。みなさんも独自の工夫があれば、ぜひぜひご伝授を!

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