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ビジネス書「極上三言」 20080721
「完全な他者」との会話
世界が変わる・会社が換わる・社員も替わる世界が変わる・会社が換わる・社員も替わる
(2008/02/15)
リチャード・スケース

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●働く時間と遊ぶ時間の区分も曖昧になりました。オフィス以外の場所で仕事をする時間が多くなり、決まった時間に決まった業務だけをするという発想もなくなっています。
●企業は社員間のアイディア交換と製品開発に対する自然な協力ができるように、カフェのような雰囲気を作っていかなければなりません。
●最近の消費者は自分自身も分からないほど絶え間なく変化しています。彼らのライフスタイルは明日にはまた変わるかも知れません。



 趣旨はタイトルどおり。世界が変われば働き方も変わるし、だからみなさんも変わらなきゃいけませんよ、てもの。今後あるべきビジネスパーソンの姿については、「まあそうだろうな」という、この手の本には必ず書いてあることが書かれていたのだけど(だから良くないって言ってるんじゃないよ)、「これから世界はどう変化していくのか」っていう社会情勢の分析部分が面白かった。なかなかそんな大きな視点で述べられているビジネス本ってないからね。

 本書によれば、今後は中国という巨大市場が登場、中国はますます本格的な競争力をつけ、世界での位置を確固たるものにする。僕の見るところ、あの国ってかなりでかいリスクを抱えててやばい状態ではあるのだけど、本書の筋書きに一定の現実味があるのは確か。まあ一般論として、中国の台頭はこれから世界経済を語る上でははずせないトピックだ。

 だとすれば、中国との付き合い方をちゃんと考えなければならない。日本人にとって毀誉褒貶は激しい国だけど、そういう感情とはまた別のところで。

 日本と中国って、漢字を使ってるし歴史上のつながりもあるし、な〜んか表面上は似ている気がするんでその内実も似たようなもんだろう、なんて考えてしまいがち。でも中国で働いている友人によれば、日本と中国って正反対と言っていいくらい違うんだってね。調べれば調べるほど僕もその意見に同意する。やっぱ島国で基本的に均質な社会である日本と、大陸でいろんな民族が入り混じっていた中国とでは全然違うんだろうな。行動様式も、物の捉え方も。

 「まったく違う」ってのは、「気を利かせてやったことが、ひどく無礼な行為にとられた」というようなことが多々起こるってことだ。最初にそこを認識しなきゃいけないと僕は思う。

 中国に限らず「完全な他者」と接する時は、まず「違っている」ということをちゃんと肝に銘じること。そして「何が違うのか」「自分はこう思うときに相手はどう思うのか」てなことを知ろうとすること。「我々は違う種類だ」って認識からスタートし、「相手を知る」というフェーズに入る。そんなアプローチの仕方でしか、「完全な他者(中国)」とはよき隣人になれないんじゃないかな。てなことを思いながら国際ニュースを見る今日この頃で。韓国とも今後、どうなっていくのかねえ。

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