カスタム検索
ビジネス書「極上三言」 20080330
時間の長さを価値とするのはもうやめよう
千円札は拾うな。千円札は拾うな。
(2006/01/20)
安田 佳生

商品詳細を見る



●今や、人と同じことを人より長い時間やることを「努力」とは言わない。サボらずに真面目に努めることが「勤勉」ではないのだ。
●「忙しくて休めない」「仕事時間は減らせない」という人は、私に言わせれば仕事の量に対して仕事時間が中途半端に足りないのがいけない。
 中途半端に足りないと、人は「休日出勤すれば何とかなる」と思ってしまう。
●自分が成長し、自分がその仕事のキーマンになったら、次はメンバーを育てて、自分がいなくてもできる状態を作ることが必要なのだ。



 少し前に出て、結構話題になった本。題名の意味は、「みんな些事の利益ばっかり目を向けてない?そうではなくて、もっと大局から物事を見ようよ(それは道に落ちている千円札に気をとられて、そのそばに落ちている一万円に気付かないようなもんだよ)」というメッセージらしい。論旨が明快かつ分量も少なめで一気に読める。そりゃあ、売れるわな。

 僕が思うのは、「忙しいってのは実は楽な状態なんだな」ということ。目の前の仕事を機械的にこなす日々は、それはそれでしんどいけど楽なんだ。考えなくていいからね。同じ事をずっと長い時間やっていると、周りも「頑張ってるなー」なんて感心してくれるし。だけどそれって、「千円札を拾い続けている状態」なんだよね。今、カツカツで10の仕事をこなせているけど、これが15に増えたらあんたどうするの?頑張って残業する?じゃあ30になったら?100になったら?到底対応できない。そんな形態での仕事をしてたら、こなせる量ってのは自ずと限定されてくる。

 だからちゃんと頭を使って、ちゃんとシステムを作らないといけない。組織がしっかりと機能していたら、どんな個人のスーパーマンもかなわないんだから。高度経済成長期の「モーレツ社員」なんか今や全然評価されなくて、「どうやってシステムを作り上げていくか」という思考ができるかどうか、が大切なんだ。

 とりあえず仕事に取り組む前に、ちょっとでいいから効率について考えなきゃね、と感じさせられる本です。
Copyright © ビジネス書「極上三言」. all rights reserved.
[PR] 英会話 生命保険 アルバイト FC2ブログ